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お待たせいたしました!次号の投稿と前後いたしましたが、

教育PRO 2019年第6号・3月5日をお届けいたします!

今回の表紙は奈良学園大学です!
人間教育学部と保健医療学部それぞれで、「教員採用試験対策講座」と「看護師国家試験受験対策講座」を授業外開催し、手厚いサポート体制で学生全員の合格を目指しておられます。
どちらも、学生の助けとなるシステムが非常に重要視される分野です。教員採用試験も、看護師国家試験も学生たちはその学びの最中から、色々な不安でいっぱいだといいます。何事も最後までやり遂げるためには、時に助けが欲しくなります。そんな中で、継続的に取り組むための、あらゆるサポートの心強さは一言で表せるものではないと思います。

なんでもインターネットで解決してしまう時代
「随想」コーナー、武庫川女子大学 教育学部長(2019年度)矢野裕俊氏が、日本の出入国の変遷、なかでも若者の海外離れについて、詳細なデータをもとに理由や問題・考察について執筆されています。かつての日本は訪日よりも出国する人が多かったものの、2014年以降は圧倒的に訪日される数が出国を上回る結果が続いているといいます。

訪れる外国人が増えた理由は、入国条件の緩和や観光目的である反面、出国する日本人の数が伸びていない理由のひとつに発展的な要因もあることに気づかされます。海外旅行などに行くにも費用と体力が必要なこと、また経済的理由のほかにも、忙しさや、手続きなどもあり、どうにも手間を煩わしく感じてしまう人もいるといいます。

そこで感じたことですが、今やインターネットを使えばおおよその情報が手に入ってしまう世の中になりました。海外に行きたい気持ちはあるが時間的余裕や心理的なものが邪魔をする。なら、景色だけでも楽しみたいのでGoogle Mapで旅気分を味わおう。動画を観よう。海外の友人とSNSで交流しよう。現地にいけなくってもこんなに色々なことができてしまう。実際に足を運んではじめて体感・実感できることがあるとしても、それを認識せずに暮らしてゆけてしまうのです。

矢野氏は、「日本に来てくれる外国人をとおしてのみ外国や外国人に対する見方を形成するのはまずいことである。場合によっては、それは無関心よりも恐ろしい。」と締めくくられています。何よりもハッとさせられるお言葉です。出入国のみならずあらゆる文化的価値観の理解に関わるテーマです。発展に伴い失われる価値観とは何か、また、失わないために心に留め続けたい「古くからの伝統・基本」が、生きていく上では沢山ありますね。

<編集後記>
前号と今号に大阪府立高校の現場の教員からの高校総合学科の研究実践リポートが掲載されています▼高校の新学習指導要領では様々な改革が盛り込まれていますが、政府の教育再生実行会議は今年一月に発表した中間報告で、普通科、専門学科と併せて「総合学科」についても問題提起しています▼「照一隅」で河田修氏も言及しており、「総合学科」の学びの中身をどのように充実させるのかが大きな課題であると思います▼総合学科は、普通教育を主とする学科である「普通科」専門教育を主とする「専門学科」に並ぶものとして、平成六年度に導入された、高校教育改革のパイロット的な学科として注目されました▼総合学科の教育の特色として、幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学ぶことが可能であり、生徒の個性を生かした主体的・探究的な学習を重視することなどです。新しい指導要領の理念にも合致しており、現場の元気な教育実践から学ぶ必要があると思います。(編集長:佐藤安市)

教育PROでは、特に面白かった記事や、興味深いテーマなどについてご意見ご感想を募集しています。
こちら(http://erp-kyoiku.com/mail.htm)のフォームから是非メッセージをお寄せください!(ご紹介時に、所属記載可能・匿名ご希望など承ります)
いつの号のご感想でも構いません。あの時のあの記事について、著者へどうしてもメッセージをおくりたい、この大学の○○学部の取材をもっとみたい、なども歓迎いたしております!


2019年4月16日  4:56 PM |カテゴリー: 未分類

ERP教育研究所の理事として、奈良学園大学 人間教育学部 松井典夫先生からコメントを頂きましたので、ご紹介させていただきます!

3月19日号の「教育PRO」の感想を述べます。
今号は、多くのお世話になっている先生方が執筆されているのですが、今回は長尾彰夫先生の「大学入試に「失敗」はしたけれどー」について。
長尾先生は記事のまとめの中で、“昨今の教員養成を巡る政策的動向には教員養成の目的化、計画化を図ろうとする方向が見られ“、それは“教員養成の多様性や積極性を失う可能性を危惧する“という考えが示されているように思われます。この長尾先生の記事を読んで、あることを思い出しました。
長尾先生が大阪教育大学の学長であり、私が附属小学校の教員だった時、某新聞社のインタビュー取材で、長尾先生はこのようなコメントを残されました。
“いい教師というのは、教師一直線だった者がそうなるとは限らない。実際に、学生時代に釣りばかりして勉強しなかった学生が、今や国立大学の附属小学校で中堅教員として活躍している“。
この長尾先生のインタビュー内容の、ある学生とは、まぎれもなく私でした。実際にはもっと個人が特定されそうな(私という)インタビュー内容だったそうで、大学から注が入り、それでもかなり緩和された内容になったようです。
ここで感じられるのは、長尾先生の中での「教師像」は、その当時も今回の記事でも一貫しているということです。その長尾先生の「好み」は、昨今の多種多様な課題が噴出する学校教育現場において、「これからの教師」にとって必要な資質能力を、的確に表しているような気がします。


以上です。素敵なコメントを頂きありがとうございます。

教育PROは皆様からの感想を募集しております!お気軽にこちらからお願いいたします!


2019年4月15日  10:13 AM |カテゴリー: 未分類

今回の表紙は、大阪芸術大学です。卒業制作授賞式の模様をお送りしています。本誌では、学長賞を受けた学生へのインタビューも掲載しています。卒業生がこれからどのように羽ばたいていくのかとても楽しみですね。

◆編集後記
今号も新しい執筆者の登場です。「学びをつなぐ」という新タイトルのコーナーに奈良学園大学人間教育学部の善野八千子教授がコラムを執筆します▼学校間接続が問われる中、子どもにとっては集団活動のスタートとなる幼稚園・保育所の幼児と小学校の児童とをつなぐ幼保小連携が重要視されています▼社会問題となった“小1プロブレン”は、小学校に入学したばかりの1年生が、集団行動がとれない、授業中に座っていられない、先生の話を聞かない、などと学校生活になじめない状態が続くことの意味ですが、幼保連携の問題にいろいろな視点からわかりやすくアプローチします▼また「グローバル化と英語教育」では、大阪府立箕面高等学校の森田琢也首席が英語科における「主体的・対話的で深い学び」の授業について執筆しています▼毎号掲載の「相談室」では西林幸三郎氏が、23~25日、沖縄県石垣島に行かれ、米軍の辺野古基地新設の賛否を問う「沖縄県民投票」の現地リポートを書いています。(佐藤安市)

◆時評 「食」と地域づくり を読みました。
「食」は、生命を維持するためだけのものではなく、人間関係作りのツールとしての役割を果たすことがあるということに気付かされました。その一つとして、「子ども食堂」では、みんなで食事をすることで楽しさを共有したり、子どもの様子を確認したりする機会としても活用されているということが紹介されています。改めて、「食」の奥深さを知ることができました。
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2019年4月8日  9:19 AM |カテゴリー: 未分類


テーマ 「大学入試はどう変わるか – 高校教育はどうあるべきか-」(第9回高大接続研究会

「現在では、大学入試問題から逆算して高校授業をする等の議論ではなく、高校教育における『主体的・対話的で深い学び』の工夫と、大学教育の質的改善の成果をつなぐための議論がおこなわれている」

研究会では、独立行政法人 大学入試センター審議役(併)試験・研究統括補佐官 大杉住子氏をお迎えし、講演をしていただきました。


「大学入学共通テスト」「新学習指導要領」と一聞しただけでは、具体的に目指すべきところを考える上で、戸惑いが生まれることもあるかと思います。そんな漠然としている、しかし確実に迫りつつある新しい教育や改革というテーマについて、非常にわかりやすくお話されています。ここではとくに、あらゆる場面で重要性が見直されつつある、『高大接続』の本質について核心にせまったテーマを語られています。


たとえば大学の先生が大学入試問題を実際につくるときも、本来であれば高等学校の実際の授業をみて模索するべきところを、ほぼ教科書を見て作成することもあるでしょう。そこで、大学入試センターでは、大学の先生と高校の先生が連携・協力しながら入試問題を作問する取り組みが進んでいます。さらに、2020年度からスタートする『共通テスト』の内容についても、今後より緻密な話し合いの必要性が予想され、高大連携の成果が期待されます。


共通テストだけではなく、教科ごとに大切にされてきた学習過程、高校教育の有り方といったテーマを前提に、その成果を最大限捉えるための改革。誰もが気になる課題に対する本質的な見方と改革が、今まさに進んでいます。そのように、重要でありながらも、容易に接する機会が得づらかった高大連携の集いや、各々の情報共有のための改革に、関心が高まりつつあります。


2019年4月2日  5:48 PM |カテゴリー: 未分類

二瓶弘行先生をはじめとする「国語教育の鉄人」の先生方が、教科書定番教材のポイントをやさしく解説!
『国語教科書定番教材の授業』大好評発売中です!

監修 梶田叡一先生(桃山学院教育大学 学長)
編著 二瓶弘行先生(桃山学院教育大学 教授)

著者
阿部秀高先生(森ノ宮医療大学 教授)
今宮信吾先生(桃山学院教育大学 准教授)
山下敦子先生(神戸常盤大学 准教授)

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  5:38 PM |カテゴリー: 未分類

今回の表紙は帝塚山大学です。金融リテラシー教育の授業風景を取り上げています。実践的な授業が受けられたらすぐにでも活用できそうですね。

◆編集後記
今号から野澤祥子氏が執筆者に加わりました。「幼保経営≪視点≫」コーナー(38面)で、東京大学大学院教育学研究科教授の遠藤利彦氏からバトンタッチされました▼野澤氏も、同研究科附属発達保育実践政策学センター准教授で、専攻は発達心理学・保育学です。保育・幼児教育の研究の視点から現場感にマッチしたコラムが期待されます▼今号も興味深い寄稿が掲載されました。大阪府立堺東高校の芝田文子氏が総合学科でのカリキュラムマネジメントの実践事例として、「65分・セメスター制(2学期制)」の取り組み(22―23面)、長尾彰夫氏(大阪教育大学名誉教授)が全共闘世代の自らの高校生活を振り返っての随想(20―23面~)などです。(佐藤安市)


◆「教育プロ」オピニオン「校長の挨拶」を読みました。
前号からスタートされた学校長の挨拶についてのコラムです。内容は学校長の挨拶だけに留まらず、首相や大統領の実際の演説などにも触れられています。話し方の心得は、普段の生活や仕事上での話し方にも通じるところがあるのではないかと感じました。大勢の前で話す機会は中々ないことですが、とても興味深く感じました。

教育PRO読者様の感想をお待ちしております!お気軽にこちらからお願いいたします!


2019年3月4日  4:42 PM |カテゴリー: 未分類

教育PRO 2019年第3号 2月5日号をお届けいたします!

表紙は2020年4月に診療放射線学科(仮称)を設置構想中の、森ノ宮医療大学です。

今回は大阪府の私立高校の先生にご感想をいただきました!
「森ノ宮医療大学の学びの環境は、立地・校舎の雰囲気・美しさがやはり強いですよね。それから口コミでよく目にするのが、親身に学生をサポートしてくれる先生が多数おられるということ。どの要素も重要ですが、新学科の設置により、今後ますます医療の最先端に結びつきを強め、多彩な学部を持ち実際の医療現場に近い環境に学生たちの意欲が高まるのではないかと思います」



●いずれ現金の流通はなくなる!?電子化が進む世紀
さて、本号「幼保経営:視点」コーナーにて、柴田炤夫氏(学校法人 健伸学院 理事長)が『戸惑い』をテーマにした大変興味深いお話をされています。公衆電話の使い方がわからない女子中学生に質問を受けた体験が、昨今スーパーの支払いが電子化され無人・自動になったことへ戸惑う気持ちに重なるという、大変に共感を覚える出だしです。そして子どもの成長に伴う「まぶしさ」などからの戸惑いや、幼児教育無償化を受けての懸念事項、戸惑いを語られています。
どの時代でも日々変わっていくことには誰しもが戸惑い、対応するために様々な情報や経験が必要になってくるのでしょう。便利さをときに手放して、「あえて」の元来の手法を選んでいくことで、実りや悦びに繋がることもあるのだろうと思います。

<編集後記>
今号も力作揃いの寄稿を収めることができました▼「時評」では、前青森大学学長の崎谷康文氏が「リーダーシップの執り方」と題する論考を書いておられます。「リーダーの資質として何よりも大切なのは、使命感と責任感を正しく持つことである」と喝破しています。「正しく持つ」という箇所がポイントであろうと受け止めました▼「使命感」と「責任感」が強すぎると、人事権等を乱用するような独善につながる嫌いがあり、謙虚さが失われることだろうと読み取りました。自らの国立大学長の経験から、長を補佐する組織の重要さも説いたうえで、「全体の奉仕者」であるはずの公務員等が上司への対応を誤った事例や「忖度」についても述べています。これは社会的に責任を有する民間企業も同様だと▼また、大阪府教育監の橋本光能氏が「選挙権年齢の引き下げと、新学習指導要領・高校での新科目『公共』」の在り方を展望した論考、元東大阪大学学長の一色尚氏が「オピニオン」で学校長の「挨拶」についてコラムをスタートしました。(佐藤安市)

教育PROでは、特に面白かった記事や、興味深いテーマなどについてご意見ご感想を募集していますこちらのフォームから是非メッセージをお寄せください! 当ブログにてご紹介させていただきます。いつの号のご感想でも構いません。あの時のあの記事について、著者へどうしてもメッセージをおくりたい、この大学の○○学部の取材をもっとみたい、なども歓迎いたしております!


2019年2月18日  4:57 PM |カテゴリー: 未分類

四天王寺大様にお邪魔しました。

2019年度4月から新設の看護学部へは大きな期待が集まっています。


なんといっても注目を集めるのは、教育PRO 2018年11月20日号でも山本あい子看護学部長が実際の学習での活用法を語ってくださった、「高機能シミュレータモデル」のすばらしさではないでしょうか。


「圧倒的な設備の魅力があると思います。足を運び、詳しく見てみたい」「新設学部ならではのフットワークで、他にない強みを打ち出してくれると期待しています」「四天王寺大学に看護学部ができるのを待っていた声は多いです」など、訪問した高等学校で感想を集めた折にも非常に人気が高く、今後がますます楽しみです。


  4:33 PM |カテゴリー: 未分類
平成31年2月16日(土)

第18回 教師力向上研究会を開催します。

◇参加費(資料代含む)◇

個人会員様・団体会員様   500円(資料代として)

当日会費         1,500円(資料代含む)
主体的・対話的で深い学びがテーマの研究会です。是非皆様お誘いあわせの上、ご参加いただけましたら幸いです。


⇒お申込みページ(参加する研究会・日付・勤務先を明記の上)


2019年1月31日  3:26 PM |カテゴリー: 未分類
今回の表紙は興國高等学校です。生徒の皆様が持っているのは古典名文暗唱判定テストの合格者に送られる認定証です。学びの成果が目に見える形になるのは嬉しいですね。
◆編集後記
新年特集第2号をお届けします。今号は、各教育委員会、校長会の代表の方々の「年頭所感」を掲載しています。その多くが人工知能(AI)やロボティクス、ビックデータ分析と活用等が飛躍的に進化した「Society5.0」(超スマート社会)にむけた人材育成を強調しています▼各コーナーに寄稿された記事では、特別支援教育、英語教育、グローバル化、スポーツと部活動、主権者教育など、最前線にあるテーマが取り上げられています▼「教育現場におけるLGBTQ対応」と題した連載を執筆している高安健一・獨協大学教授は、「LGBTQ対応は、大学の社会的責任である」と説き、ハラスメントや差別の存在を強く認識し、組織的に対応している大学を紹介しています▼多様化に目を向ける視点では、「スクールリーダー」コーナーで連載している堀田千絵・関西福祉科学大学准教授が「発達障害」の子どもたちへの教育的対応を具体的に紹介しています。他の子どもへの教育指導にも通ずる内容だと思います。(佐藤安市)
◆スポーツと教育「どっちでもいい」を読みました。
記事の中で「勝っても負けてもどっちでもいい」、結果よりも努力の過程を評価する価値観があってほしい、という一文が書かれています。社会へ出ていくと、どうしても結果を求められることの方が多いように感じますが、この記事を読んで何かに一生懸命取り組んだ経験は、生きていく上で大きな財産になると感じました。

さて、昨年から教育PROの記事掲載方法が少し変わっています。筆者の顔写真をお入れするようになっているのですが、皆様お気づきでしょうか。記事だけでなく写真があることで親しみが湧きますね。
教育PROは読者様の感想をお待ちしております。お気軽にこちらからお願いいたします。


2019年1月29日  2:32 PM |カテゴリー: 未分類
 
 
 
 
 
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