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教育PRO 2019年第12号、6月4日 特集号(第18回「教師力向上研究会」をお届けします!

テーマ 「主体的・対話的で深い学び – 学力テスト算数B問題の力を育てる指導 –
<発表いただいた先生方>
田村真生先生(大阪市立玉川小学校)、小関遼平先生(大阪市立都島小学校)、宮浦恵美先生(大阪市立味原小学校)、松村勇介先生(大阪市立味原小学校)、加藤由花先生(大阪市立阪南小学校)、井上泰希先生(大阪市立阪南小学校 -現 大阪市教育センター)、仲田弘司先生(大阪市立千本小学校)、梶田叡一先生(桃山学院教育大学学長)、金山憲正先生(奈良学園大学副学長)<掲載順>


この度の特集号も非常に気合の入った構成で、先生方による『算数B問題』についての濃密でわかりやすい解説が掲載されています。大人でも初心にもどって論理的思考とは何かを考えさせられます。是非ご一読くださいませ。少しだけ記事の内容をご紹介させていただきます。


・学力テスト算数B問題の力を育てる指導

算数B問題の具体例とともに、正答率の低さについてお話されています。例えば、三角定規を2つ合わせて作る二等辺三角形を、3つ合わせると正三角形になる理由を論理的に式と説明で解答する問題などがあります。(ここでの問題と解答例:「どうして3つでぴったりつくることができるのでしょう。」「360÷120=3で、商が3になり、わり切れるからです。」とあります)他にも、グラフの読み取りにはどんな力が求められるか、複数の要素のあるイラストからどのように情報を整理していくかなどの視点を述べられています。


・実践事例報告(指導のポイント)①低学年 足し算のくりあがりなど

発問(教師の働きかけ)と子どもの発言・つぶやき(子どもの活動)具体例を挙げながら、計算方法の理解を深めるための流れを述べられています。例えば8+7のような簡単な足し算でも、解法が複数あることに気づくことができます。(ここでの子どもの解答例:「まず10をつくる」「7を2つに分ける」「8を分けても考えられそうだよ」「数の小さい方をわけるんじゃなかったかな」⇒「8はあと2で10だから、7を2と5に分けると10をつくれるよ!」「7はあと3で10だから、8を5と3に分けると10をつくれるよ!」)また、そのような考え方を他の子どもに説明させることで、より理解が深まると述べられています。


算数が苦手な人にとっても、ハッと気づかされることが沢山の研究会であったと思います。各先生方の具体例の発表が図表をふんだんに使い掲載されており、最早参考書として重宝する号になっています。大変有意義な研究会を、こうして誌面にご掲載させていただき誠にありがとうございます。


2019年6月6日  1:08 PM |カテゴリー: 未分類
 
 
 
 
 
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