今回の表紙は、宝塚大学 看護学部です!大阪梅田キャンパスの小児看護学演習の様子をご紹介しています!
◆編集後記
「芸術」と「看護」、一見結びつきがないような領域ですが、今号の「NOWいんたびゅう」(宝塚大学・成山治彦氏)<8―11面>の記事を読んで得心がいきました。同学は、芸術と看護という異なる領域を超えた新しい学びをつくろうと挑戦しています▼以前取材した京都精華大学のインタビュー記事でも、芸術学部で学ぶアートやデザインシンキングのできる学生が、畑違いの金融機関である信用金庫の受付窓口フロアをデザインした斬新さが評判になったとのことでした▼また、身近な生活空間でAIなど科学的なテクノロジーが発展すればするほど、人は芸術的なもの、人間的温かさを求めるということです▼筆者の体験でも、絵画や生け花、彫刻、壁のカラーデザインなどが建物空間に施された病院や老人介護施設等は職員の対応も親切で、よかったように思います。芸術には音楽という領域もあり、以前の号で、若手音楽家の卵の活躍を取り上げました。今後も、音楽関係には注目していきたいと思っています。(佐藤安市)
◆コラム 携帯電話世代のコミュニケーション を読みました。
明星大学准教授 永田里美氏が、学生とのやりとりで宛名、名乗りなしの用件のみのメールが届くことから、携帯電話世代のコミュニケーションについて触れています。コラムを読んで驚いたのは、学生は手紙ではきちんとフォーマルな文章が書けるということです。手紙と違い、メールという通信手段への認識が学生と我々の世代で違っていると感じます。そして、ユビキタス社会のコミュニケーションは<即時性>を求めながら<現場>を避けるという言葉のやり取りが行われている。そんな携帯電話世代においては「相手意識」をしっかりと認識する必要があると述べられています。とても興味深い内容だと感じました。
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