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今回の表紙は桃山学院教育大学のカンボジア研修の様子です
研修というと様々なものがあり具体的なイメージが沸きづらいこともあります。現地の学校の方々と交流する姿を見ると、とても沢山のことを学べる貴重な時間を過ごせることを予感させます。

やはり、「人」の姿があることは様々な時に、私たちに感銘を与えてくれるのかもしれませんね。研修のみならず、何かしら海外に行く決心がつかないとき、ふと「現地の人々から学べる沢山のこと」について、色々な予感を頭に浮かべると、心躍る気がします。

小中学校、スマホをどう見るべきか?
いまや驚くような様々な機能が備わったスマートフォン、通称スマホですが、SFの物語世界のように、高度な文明には必ず危惧すべき問題が存在するものです。OPINIONコーナー、中杉隆夫氏(前姫路市教育長)は、『公立小中学校におけるスマホ持ち込みについて』問題提起しています。

スマホは確かに便利すぎるほどで、機能を知れば知るほど手放せなくなる端末です。おそらくスマホを所持していてもすべての機能を把握している人は少ないでしょう。えっ!こんなことができるの?という機能もあります。いまや大げさではなく、映画のSFなどの世界は半分現実になりつつあります。

GPS機能で子どもの場所が特定できる・簡易に連絡をとるが可能などの機能は一見よいものに思えますが、いくらでも悪用することができると言われれば確かにそうです。
使い手次第なところが大きいツールを、便利な側面だけをみて小学生の段階で導入してしまうことへの懸念。まだ精神的に未成熟な段階で高度すぎる文明に触れることは、時に予想もつかない事態を呼び起こしてしまうのでは、と気づかされます。どんなに素晴らしいツールも、知識を身に付けて適切に扱う人間あってこそなのではないかなと感じました。

<編集後記>
今号では、コーナー「OPINION」(十二面)に前姫路市教育長の中杉隆夫氏が初めて登場です。今後、定期的に執筆いただく予定です▼中杉氏は、1949年兵庫県生まれ。県立高校の国語教諭として勤務の後、県教委事務局に勤務。1995年の阪神・淡路大震災では、教育の復旧復興に向けた学校防災教育の体系づくりや関連施設の企画推進に取り組みました▼それが県立舞子高校に全国最初の「環境防災科」の設置として実を結び、全国に広がりました▼その後5校の高校長歴任後、2010年から姫路市教育長を務めました▼また、今号の記事で注目されるのが「NOWいんたびゅう」(22-25面)に登場の大阪総合保育大学 大学院学長の大方美香氏です▼立ち上げ時にカリキュラム策定などに携わった経験を述べていますが、2006年度に開設の初年度の1回生からインターンシップを導入した経験や、「絶対、退学させない」というモットーについて、その思いを語っています。(編集長:佐藤安市)

教育PROでは、特に面白かった記事や、興味深いテーマなどについてご意見ご感想を募集しています。
こちらのフォームから是非メッセージをお寄せください!(ご紹介時に、所属記載可能・匿名ご希望など承ります)
いつの号のご感想でも構いません。あの時のあの記事について、著者へどうしてもメッセージをおくりたい、この大学の○○学部の取材をもっとみたい、なども歓迎いたしております!


2019年4月16日  5:04 PM |カテゴリー: 未分類

お待たせいたしました!次号の投稿と前後いたしましたが、

教育PRO 2019年第6号・3月5日をお届けいたします!

今回の表紙は奈良学園大学です!
人間教育学部と保健医療学部それぞれで、「教員採用試験対策講座」と「看護師国家試験受験対策講座」を授業外開催し、手厚いサポート体制で学生全員の合格を目指しておられます。
どちらも、学生の助けとなるシステムが非常に重要視される分野です。教員採用試験も、看護師国家試験も学生たちはその学びの最中から、色々な不安でいっぱいだといいます。何事も最後までやり遂げるためには、時に助けが欲しくなります。そんな中で、継続的に取り組むための、あらゆるサポートの心強さは一言で表せるものではないと思います。

なんでもインターネットで解決してしまう時代
「随想」コーナー、武庫川女子大学 教育学部長(2019年度)矢野裕俊氏が、日本の出入国の変遷、なかでも若者の海外離れについて、詳細なデータをもとに理由や問題・考察について執筆されています。かつての日本は訪日よりも出国する人が多かったものの、2014年以降は圧倒的に訪日される数が出国を上回る結果が続いているといいます。

訪れる外国人が増えた理由は、入国条件の緩和や観光目的である反面、出国する日本人の数が伸びていない理由のひとつに発展的な要因もあることに気づかされます。海外旅行などに行くにも費用と体力が必要なこと、また経済的理由のほかにも、忙しさや、手続きなどもあり、どうにも手間を煩わしく感じてしまう人もいるといいます。

そこで感じたことですが、今やインターネットを使えばおおよその情報が手に入ってしまう世の中になりました。海外に行きたい気持ちはあるが時間的余裕や心理的なものが邪魔をする。なら、景色だけでも楽しみたいのでGoogle Mapで旅気分を味わおう。動画を観よう。海外の友人とSNSで交流しよう。現地にいけなくってもこんなに色々なことができてしまう。実際に足を運んではじめて体感・実感できることがあるとしても、それを認識せずに暮らしてゆけてしまうのです。

矢野氏は、「日本に来てくれる外国人をとおしてのみ外国や外国人に対する見方を形成するのはまずいことである。場合によっては、それは無関心よりも恐ろしい。」と締めくくられています。何よりもハッとさせられるお言葉です。出入国のみならずあらゆる文化的価値観の理解に関わるテーマです。発展に伴い失われる価値観とは何か、また、失わないために心に留め続けたい「古くからの伝統・基本」が、生きていく上では沢山ありますね。

<編集後記>
前号と今号に大阪府立高校の現場の教員からの高校総合学科の研究実践リポートが掲載されています▼高校の新学習指導要領では様々な改革が盛り込まれていますが、政府の教育再生実行会議は今年一月に発表した中間報告で、普通科、専門学科と併せて「総合学科」についても問題提起しています▼「照一隅」で河田修氏も言及しており、「総合学科」の学びの中身をどのように充実させるのかが大きな課題であると思います▼総合学科は、普通教育を主とする学科である「普通科」専門教育を主とする「専門学科」に並ぶものとして、平成六年度に導入された、高校教育改革のパイロット的な学科として注目されました▼総合学科の教育の特色として、幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学ぶことが可能であり、生徒の個性を生かした主体的・探究的な学習を重視することなどです。新しい指導要領の理念にも合致しており、現場の元気な教育実践から学ぶ必要があると思います。(編集長:佐藤安市)

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  4:56 PM |カテゴリー: 未分類
 
 
 
 
 
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